Interview Vol.08

株式会社マクロミル

第1事業本部 アカウントセールス部 部長 / 第1事業本部 アカウントセールス部 2ユニット 3グループ チームリーダー

安部 太一朗 / 大森 篤

  • Theme1

    IRISとの取り組み背景

    • 事業内容含め簡単な自己紹介をお願いいたします

      マクロミルの安部と申します。
      マクロミルは、リサーチとデータ活用を軸に企業のマーケティング課題への支援を行っており、社会の変化を捉えたサービスを提供し、進化を続けながら事業を拡大してきました。
      私が所属している部署では、主に広告会社様、メディア様の効果測定のサポートはもちろんではありますが、様々なデータを活用し、マーケティングリサーチ全般を幅広くサポートをさせて頂いております。

    • Tokyo Primeの効果測定分析のパートナーになって頂いた流れを教えてください

      IRIS様との取り組みは2017年から始まっており、今年4年目になります。
      2017年当時、広告主がTokyo Primeへ出稿した際に再度出稿するリピート受注率が低いという課題がIRIS様にありました。
      マーケティングリサーチで効果を可視化し、リピート受注率を上げるために取り組みを開始しました。
      取り組みの結果、課題であったリピート受注率を大幅に向上させることができました。

  • Theme2

    IRISとの取り組みの具体的な内容

    • IRISと取り組んでいる内容について教えてください

      マクロミルの大森と申します。
      IRIS様と弊社がご一緒させていただいている取り組みは、主に以下の3つとなります。
      ①Tokyo Prime広告掲載後の効果測定リサーチ、②媒体資料用の全国タクシーユーザー調査、③TVCMとの接触重複を可視化するOTS調査(※)です。
       ※CMなどの広告にどの程度接触したのかを測定する手法

      1つ目の広告掲載後の効果測定リサーチでは、出稿クライアント様の商材・サービス認知や利用意向、広告接触後の態度変容などをクライアント様のご要望も踏まえて計測しています。

      2つ目の媒体資料作成用の全国タクシーユーザー調査では、主要都市のタクシー利用動向の検証や、タクシー利用者のプロファイル理解を目的に2年に1度、実施いただいています。
      一般層と比較して、タクシーユーザーは役職者の比率が高く、年収や保有金融資産額も比例して高い方が多いことがわかっています。

      最後に、TVCMとTokyo Primeの接触重複を可視化するOTS調査です。
      タクシーユーザーに多く含まれる役職者のような方々は、TVをリアルタイムで見ることが少なく、タクシー広告への出稿で、効率よくリーチできるのでは?という仮説をもとにご相談を頂き、OTS調査を実施いただきました。

    • タクシーユーザーの調査の難しさや面白さについて教えてください

      <大森>
      タクシーユーザー調査でとても面白いなと思っていることは、Tokyo Prime掲載後の効果測定リサーチにて、とても高い確率でブランドリフトが生じていることです。
      乗車時にタブレットから流れてくる動画への集中力が他のメディアと比較してとても高い気がします。
      視聴態度の良さが、ブランドリフトが生じてやすいことに影響しているのでは?と思っています。

  • Theme3

    IRISの強み、期待していること

    • マクロミル様から見たIRISの強みを教えてください

      <安部>
      IRIS様の強みは、自社内にリサーチのナレッジが蓄積されていることだと感じます。
      リサーチはPDCAサイクルの中で主に“C(Check)”にあたる部分ではありますが、リサーチの結果をしっかり振り返ることで、より良いアクションに繋げることができます。

      すでに過去4年間におけるリサーチナレッジが蓄積されているので、様々なご要望に対応できる点が非常に強みであると感じます。

      また、リサーチを活用することで、IRIS様の中でTokyo Primeの提供価値が何か?をしっかりと捉えていらっしゃるので、広告主の皆様にも最良のメディアプランがご提供できているのだと思います。

    • 今後期待していることを教えてください

      今は効果測定領域のサポートにとどまっているのですが、マクロミル内には様々なデータアセットがございますので、意識データだけではなく、アクセスログデータや購買データといったアクチュアルデータも活用しながら、広告配信領域のサポートやプロダクト開発などの一助となるよう協力させて頂ければと考えております。