Interview Vol.28

楯の川酒造株式会社

経営企画室 ブランドマネージャー

土居 将之

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    Tokyo Primeを実施されたきっかけについて

    • 事業内容含め簡単な自己紹介をお願いいたします

      楯の川酒造株式会社は、山形・酒田市に蔵を構える1832年創業の日本酒メーカーです。
      主要ブランドの「楯野川」、業界で初めて精米歩合1%(原料米の外側を99%削り、中心の1%だけで醸したお酒)を成し遂げた「光明」(12万円〜/本)などの日本酒に加え、グループ会社でウイスキー事業、ワイン事業を行うなど、庄内初の総合酒類カンパニー目指して取り組んでおります。
      私は経営企画室に所属し、楯の川酒造のブランド価値を高めることを目的に、各部署と連携をとりながら商品開発やプロモーションの企画を行っています。

    • Tokyo Primeをどのようにお知りになられましたか

      前職で広告関連の仕事をしていた際、所得や役職、居住地域にターゲットを絞ったアプローチができるメディアとして知りました。

    • 比較検討はしましたか

      設置台数の多さに加えて、担当の方とのコミュニケーションのスムーズさ、プランのご提案の質の高さから、特に比較検討をすることなく実施を決断しました。

    • お取り組みを決断されたポイントを教えてください

      国内の消費量が落ち込む中、日本酒業界には新しい顧客層へのアプローチが強く求められています。
      弊社は日本酒の高付加価値化を目指し、高価格帯の日本酒に注力しているのですが、Tokyo Primeさんからご提示いただいたペルソナがまさにアプローチしたいターゲット層に合致していたため、実施を決意させていただきました。

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    Tokyo Primeで実施した広告の概要について

    • 実施の目的

      弊社のフラグシップブランドである「光明」の高所得者層への認知拡大と、革新的な日本酒を醸す酒蔵としての楯の川酒造の企業ブランドイメージ獲得です。

    • 実施前の課題

      「光明」をリリースした直後は、精米歩合1%という業界初の取り組みに注目が集まり、認知が高まりました。
      しかし、商品のエイジングが進んだ影響もあり、当初は一部の日本酒ファンに知っていただいている程度で、購入ポテンシャルがある高所得者層にアプローチできていませんでした。

    • 実施における効果

      ★定量面
      ・Google広告「光明」関連ワード 1日あたりの平均imp数

      ・配信地域での「光明」の指名検索の増加。第一配信期間では12.55倍に。
      ・配信後の「光明」指名検索のベースアップ(配信前に加えて、6倍弱)

      ★定性面
      同業種、異業種を含めて、楯の川酒造の「光明」のタクシー広告を見たというご連絡を多くいただき、認知の高まりをリアルに感じることができました。
      直接的な流入からの購入ではないものの、酒販店様への「光明」商品の流通も活性化しており、大変ありがたいことに当時の生産ロットは7月には完売、供給が追いつかない状況になりました。

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    期待していること

    • 今後期待していることなどあれば教えてください

      山形に拠点を置く老舗酒蔵としてTokyo Primeに出稿させていただく機会をいただけましたこと、大変貴重に感じております。
      今回掲載させていただいた「more 1 meter」のようなコンセプトが明確なコンテンツが、より関心の高い層に的確に届けられるようになった上で、弊社のような日本酒蔵や伝統産業に関わる中小規模の企業が出稿させていただけるようになると、日本文化の振興といった社会的な意味合いも持ってくるのではと思います。